ハチドリのひとしずく

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森が燃えていました

森の生きものたちは
われ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名の
ハチドリだけはいったりきたり

くちばしで水のしずくを
一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て

「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います

クリキンディはこう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」



出典:「ハチドリのひとしずく」
辻 信一監修 光文社刊 
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